花冷えのする三月末です。垂水観光協会も春休みを利用して遠くから訪ねてきて下さいます。相手の方の目的に沿った案内をと考えていますが・・・
春休みにおいでいただいき、観光協会を利用していただいたエピソードを紹介します。写真は個人情報ですのでご容赦下さい。
昨年9月から観光協会では「レンタルサイクル事業」を始めました。交通のアクセスが都会ほどよくありませんので各市町村自転車の貸し出し、レンタカーご利用の補助金などを行っております。
春休みに入ってすぐ問い合わせがあり、佐多岬まで自転車で行きたいと若者が予約してくれました。フェリ―まで迎えにいき、事務所を今日中には帰りますのでと元気よく出発、夕方5時過ぎ「今日は佐多岬のホテルに泊まります」と連絡がきた。夜ホテル佐多岬の方から佐多岬灯台に薄暗くなる頃にイノシシに遭遇したらしく「くまがでた」とへとへとになって帰ってきたよ、明日はもう自転車では無理のようなので垂水から一日一便出ているバスで帰すからとの事でした。翌朝10時過ぎにこにこしながら自転車を返しに来ました。料金を受け取りながら「いなかの人は親切でしょう?うざいかもしれないけど・・・」という私ににこにこ笑顔で帰りました。アルバイトしたお金で九州をたびしている名古屋の若者でした。
その日の午後2時、おばあちゃんが暮らしていた新城に行きたいと宮城県仙台から自転車を借りに来た女子大生は3時間程かけてかっておばあちゃんがくらしていた新城小学校のあたりをみてきたと夕方5時前に自転車を返しに来ました。Yさん作成の新城の歴史をあげた。
昨日、大阪から3世代6人でおじいちゃんのふるさとを訪ねてこられた。「本町一丁目」で墓地は鹿児島市内にあるが本籍はそのままにしておくのだというおじいちゃんの強い思いがあるらしく今回はたった一人の男の子の孫に自分達のルーツを伝えたかったそうです。川畑秀夫宅を見学、昼食は十五郎そばでその後お長屋、島津墓地と散策していただいた。
遠くからはるばる訪ねてこられる方々は垂水に対する永年の思いを叶えるためのやってこられます。少しでもその思いに応えられる観光協会でありたいと思います。