垂水本町豪商の蔵を調査中

垂水本町豪商の蔵を調査中-1

 「春を呼ぶ垂水土人形展」の開催を機に垂水本町商店街の歴史を知った。江戸時代垂水島津家9代貴儔公の時、御用商人として栄えたところです。

 明治2年高崎正風さんが地頭として垂水にこられるまで250年垂水を治めた島津氏も領地を返還しました。ここまでは垂水の歴史として資料もたくさんありますがその後垂水の産業、経済がどの様に発展したのか?本町の豪商達がどの様な役割をはたしてきたのか興味があります。

 川井田家、川畑家の蔵が戦災で焼け残りその中には貴重な古文書や資料が現存しています。持ち主のK氏T氏も高齢です。先代から伝えられている事など、垂水の資料として後世につたえなければと史談会を中心にスタートしました。

 強力な助っ人も現れました。本町出身の長崎大学准教授E氏、元市職員のS氏です。垂水史談会会長M先生を中心に集まり蔵から持ち出した古文書を一枚一枚デ―タ化していきます。

 どこから手をつけていいのかわからない程貴重なものばかりです。幕末から明治にかけて川畑家に宿泊した高崎正風氏、品川弥次郎。前田まさな氏は明治政府の要人です。どんな用事でこの垂水に来られたのでしょう?ますます目が離せません。