七草ずし

七草ずし-3

 垂水市の七草ずしです。昔から1月7日は各家庭で七草ずしを作ります。最近まで鹿児島全体で作られているものと思っていましたが他の地域は七草がゆなのだそうです。

 我が家ではシイタケ、昆布、大根、ニンジン、白菜、かまぼこ、揚げト―フ等を入れます。(今年はピーナツを入れました)鰹節のだしで煮たこれらの具材に醤油、みりん、酒で薄く味付けし、前の晩から水につけておいた米(もち米、うるち米半々)をいれて煮る。

 数え年7歳になる子供が7軒このずしを貰って歩きます。親戚、近所、叔父、叔母さんの家です。

 我が家の孫も、お隣さんのお孫さんも七草祝いでした。ちなみにお隣さんのずしにはエビや豆おやしが入っていました。自分の七草祝いの様子もはっきり覚えています。母や姉が夜なべして真っ赤な地に白い折鶴の模様の着物を用意してくれました。姉に連れられて近所を7軒廻りずしを貰いました。その日暮らしだっただろうに・・・(昭和30年代)